20歳のソウル☆市船野球部応援歌♪

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本の概要

2017年に20歳という若さで亡くなられた、船橋市立船橋高等学校の市船吹奏楽部OB浅野大義さんの実話を描いた作品です。

主人公

市船吹奏楽部OB浅野大義さん。楽器はトロンボーンを担当。優しくて明るい性格で、困った人がいれば助け、部員たちと共に部活動を楽しんでいました。将来の夢は吹奏楽部顧問・高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学しましたが、癌であることがわかり1年半闘病の末、2017年1月12日、20歳という若さで亡くなりました。

浅野大義さんが作った曲「市船ソウル」

市船橋高校で受け継がれる応援曲「市船ソウル」。
楽曲は、野球部の試合中に演奏されると勢いがつき、「市船ソウルが流れると点が入る」「チャンステーマ」など、市船を勝利へ導く神応援曲として話題になりました。

船橋市立船橋高等学校

船橋市立船橋高等学校は千葉県民の間では愛称「市船(いちふな)」と呼ばれています。また、スポーツ強豪校でもあり、サッカー部の活躍で全国的に「いちふな」呼びが定着しているようです。
現在スポーツ界でも「市船(いちふな)」出身の選手が活躍されております。2021年開催の東京オリンピック体操で金メダルを獲得した橋本大輝さんもこの学校のOBです。

2022年夏の甲子園に出場

野球部が15年ぶりに2022年夏の甲子園に出場することになり、試合の実況中継ではNHKのアナウンサーが市立船橋を「しりつふなばし」と呼び、ツイッターでは「いちりつふなばし(いちふな)」では??と違和感を感じる人が多く各方面で話題にもなりました。

試合は第一回戦で沖縄の強豪、興南に0-5からじわじわと追い詰め逆転勝利をおさめましたが、第二試合の福井県の敦賀気比に6-8で逆転負けをしてしまいました。
試合9回の表の時点では5点差がありましたが、最後の攻撃で応援曲「市船ソウル」がエンドレスで鳴り響き、2点差まで追いつくも敗退。野球部員は最後まで粘り強い戦いを見せてくれ、負けは負けだけど非常に後味の良い終わり方だったと思ったのは私だけではないはず。

また、テレビ視聴率ランキングでは、8月8日~8月14日甲子園 市船×敦賀気比戦が5位になっておりました。スポーツ新聞の甲子園応援曲では「市船ソウル」が作品賞として選ばれております。

浅野大義さんは生前「俺の心は死んでても、俺の音楽は生き続ける」と話していたそうです。野球部が夏の甲子園出場により、応援曲「市船ソウル」が全国的にも広がりました。浅野さんの音楽はこの先もずっと皆さんの心に生き続けるでしょう。

20歳のソウル映画化

2022年5月27日、全国ロードショー
中井由梨子さんのノンフィクション「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」を実写化した映画。監督はドラマシリーズ「特命係長 只野仁」などの演出を手掛けてきた秋山純さん。俳優の神尾楓珠さん、佐藤浩市さんらが出演しています。実際の市船吹奏楽部員も参加しております。
2022年11月2日にBlu-ray&DVDが発売されますので、映画を見ていない方は是非!お見逃しなく。

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